レアル・マドリードは5月25日、カルロ・アンチェロッティ監督の解任を発表した。フロレンティーノ・ペレス会長は、この決断は非常に難しいものだったと会見で述べた。
昨シーズン、レアル・マドリードに欧州チャンピオンズリーグ10度目の優勝をもたらしたアンチェロッティだが、今シーズンは無冠で終えることが決まった。
ペレス会長は「いつも言うように簡単な決断をするため、我々はここにいるのではなく、世界有数のクラブに最適な決断をするためいる」と、アンチェロッティ監督の解任は最後まで悩んだと語った。
「ご存じの通りレアル・マドリードの要求は高く、変化を生み出すときだと我々は感じた。タイトルを勝ち取り、新たな舞台で我々の最高レベルへ到達するための変化だ」
リーガ終了直後から自分の進退については、クラブの判断に委ねていると話していたアンチェロッティ監督。ペレス会長は会見の前に監督と会った印象について、「彼は紳士で状況を理解しており、個人とプロとしての立場を別にしたまま、良好な関係を持ってクラブから去る」と語った。
後任の監督について会見では「来週にも発表する」とだけ説明されたが、すでに地元メディアではアンチェロッティ監督の代理人が「間違いなくラファエル・ベニテスになる」と話したと伝えられている。
今シーズンはセリエAでナポリを率いたベニテス監督。かねてよりナポリとの契約延長には消極的と伝えられていたが、これで近く大きな発表があるか。
《岩藤健》
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