2015年ジロ・デ・イタリア、5月9日の第1ステージはサン・ロレンツォ・アル・マーレ~サンレモ間の17.6kmのチームタイムトライアル(TT)。オーストラリアのオリカ・グリーンエッジが前年の第1ステージに続き、2年連続優勝を飾った。
第98回ジロ・デ・イタリアは青空のサンレモで開幕。コースの大半がサイクリングロード(自転車専用道路)を走るチームTTで争われ、沿道には大勢の観客が詰めかけた。
序盤に19分39秒の暫定トップタイムを叩き出したのは、前年総合3位のファビオ・アールを擁するアスタナ。チームスカイ、BMCレーシングらチームTTを得意とするチームもこのタイムに及ばない。
エティックス・クイックステップは中間計測でアスタナを2秒上回ったが、その後やや失速し、最終的に6秒遅れでゴールした。
後半に入り、オリカ・グリーンエッジが中間計測でトップタイムを8秒更新。そのままの勢いでゴールに飛び込み、アスタナを13秒上回る19分26秒でトップに立つ。
その後、総合優勝候補のアルベルト・コンタドール率いるティンコフ・サクソが好走を見せたが、7秒届かなかった。
この結果、オリカ・グリーンエッジがジロのチームTT連覇を達成し、チーム内トップでゴールしたサイモン・ゲランスが総合首位のマリアローザに袖を通した。
ティンコフ・サクソは2位で、コンタドールは総合争いのライバルに対してリードを奪った。3位はアスタナ。一方、コンタドールのライバルとなるリッチー・ポートのチームスカイは27秒遅れの9位と出遅れた。
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