2015年ジロ・デ・イタリアが、5月9日に開幕する。第1ステージはサン・ロレンツォ・アル・マーレ~サンレモ間のチームタイムトライアルで、グランツール史上初めてサイクリングロード(自転車専用道路)がコースに設定された。
17.4kmのチームTTのコースのうち大半が海岸沿いのサイクリングロードで、開幕前数日は市民や一般サイクリストが通行する横で各チームが精力的にトレーニングを重ねた。
また2015年のジロは、環境問題に対する取り組みも積極的に行われる。第1ステージを除く全ステージでは補給ゾーンやゴール前20km地点で長さ100mのキャメルバック・グリーンゾーンが設けられ、選手はこのゾーンでしかボトルやゴミを捨てられない。目印は、大きなグリーンボトルとなる。
さらにWWF(世界自然保護基金)と提携し、ジロの環境維持活動を改善、アルプスに野生するオオカミを保護、子どもたちに人とオオカミの関係を尊重する教育などの活動も取り組む。このキャンペーン「Giro loves WWF」では、オオカミをモチーフにしたジロのマスコットキャラクター「ウルフィー」がシンボルとなる。
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