日本では(ママチャリのようなシティーバイクを除いた)自転車が 日常の生活に入り込めない理由がある。
大きくは二つ。
一つは、首都圏など都市部での自転車乗りに快適な環境が整っていないこと。そしてもう一つは、何かのきっかけでブームに流されてしまっていることだ。
ブームだけに流されずに、ライフスタイルの中にどうすればサイクリングが定着するのか、筆者が長年在住するオーストラリアの例をあげて考えてみた。
オーストラリアでのサイクリングは特別なものではなく日常的なものだが、2014年南オーストラリア州で行われた自転車の国際会議ベロシティ・アデレードが一つのきっかけとなり、さらにサイクリング・シティへとステップアップしたように思える。この一年のオーストラリアの自転車に対する取り組みをまとめた。
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《Australia Photographer Asami SAKURA》
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