3月25日は各地で国際親善試合が行われた。2015年のアジアカップを制し、初のアジア王者となったオーストラリアは敵地でドイツと対戦、2-2で引き分けた。
2014年ブラジルワールドカップを制したドイツ相手に、オーストラリアは先制点を許す苦しい展開になったが、一時1-2と逆転し世界王者を追い詰める。しかし後半35分に追いつかれ敵地での金星はならなかった。
オーストラリアのアンジュ・ポステコグルー監督は「選手たちを誇りに思う。結果だけではない。素晴らしいパフォーマンスだった」と、堂々とした戦いぶりに満足げだった。
一方ドイツ代表を率いるヨアヒム・レーブ監督は「攻撃では決定機を作れていたが、守備はうまく機能しない場面もあった」と話した。
「試合を通してコントロールできなかった。オーストラリアは力強く、勇敢なチームだ。序盤から後手に回ったので苦しめられた。だが今回の試合も良い経験になった。(EURO2016予選の)グルジア戦までには心身ともに上がっていく。次の試合では集中力も増すだろう」
29日のグルジア戦まで日はないが、今回の接戦で王者の目は覚めただろうか。
《岩藤健》
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