スペインの2015年バスク一周。4月6日の第1ステージのゴール前で集団落車が発生し、アメリカのピーター・ステティナ(BMCレーシング)が右脚の脛骨、膝蓋骨、さらに肋骨を4本骨折する重傷を負った。
落車はゴール前わずか400mの地点で、集団半ばで発生。ゴール前ストレートの縁石沿いに立てられた交通標識用のオレンジ色のコーンをかぶせた約1mの高さの金属製ポールが原因で、6、7人の選手が巻き込まれた。
「辛うじてポールを避けた選手もいたけど、引っかかった選手もいた。僕は反応する時間もブレーキをかける時間もなかった。集団スプリントのど真ん中に固定された障害物があるなんて予想できないよ」と、ステティナはコースに問題があったと訴えている。
チームドクターのマックス・テスタ医師は、ステティナの回復には通常数カ月かかると話している。
ステティナは、「ツアー・オブ・カリフォルニア(5月開催)が大きな目標だったし、今年の僕の総合狙いのレースだった。今はほぼ間違いなく間に合わないね」と失望をあらわにしていた。
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