ベルギーで4月5日に開催されたツール・デ・フランドル。逃げ集団にいたニュージーランドのジェシー・サージェント(トレックファクトリーレーシング)が大会車両のニュートラルサポートカーと接触し、その場でリタイアとなった。
1週間前のヘント~ウェベルヘムに続いて逃げに乗ったサージェントだが、残り107km地点の左コーナーに向かおうとしたところ、イン側から追い抜こうとしたニュートラルサポートカーとぶつかり、地面に叩き付けられた。
サージェントはここでレースをリタイアし、病院へ搬送された。レントゲン検査の結果、左鎖骨の脱臼骨折と診断された。治療を早めるため、6日にもプレートをネジ止めする手術が行われる。
アクシデントの瞬間を、サージェントは振り返る。
「何が起こったのかもよくわからない。僕は先頭交代で前に出て、道は左に曲がっていた。そしてクルマがやってきて、次の瞬間には地面に倒れていた。バイクに乗れないのはすぐにわかった。すごく残念だよ」
「起き上がったとき、ニュートラルサポートカーがイン側から僕を抜こうとしたんだと気づいた。理由はわからない。でも僕のハンドルや腕などにぶつかって、バイクをコントロールできなかった。さらにちょっと下りだったから、スピードも速かったんだ」
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