ベルギーのクラシックレース、2015年ツール・デ・フランドルが4月5日にブルージュ~オウデナールデ間の264.9kmで開催。ノルウェーのアレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)がニキ・テルプストラ(エティックス・クイックステップ)との一騎打ちを制し、初優勝を飾った。
5大クラシックのモニュメントのひとつに数えられるこのレース。ベルギー北部フランドル地方の19の丘と多くの石畳区間が含まれる厳しいコースが、戦いの舞台となる。
序盤は50km地点で7人の逃げが決まり、最大6分30分のリードを築く。メイン集団は、チームスカイがコントロールする。
残り107kmで逃げていたジェシー・サージェント(トレックファクトリーレーシング)がニュートラルサービスカーと接触し、落車。逃げは6人となる。
残り78km、この6人からラルス・バク(ロット・スーダル)とダミアン・ゴーダン(AG2R)が抜け出し、先頭は2人に。メイン集団からも散発的にアタックがかかるが、残り50km、1度目のパーテルベルクの丘の頂上ですべての逃げは吸収される。
その後もアタック合戦が繰り返され、メイン集団は少しずつ人数が絞り込まれ25人あまりとなる。残り28kmで優勝候補のひとり、テルプストラがアタックし、クリストフが反応。2人は集団に約30秒差をつけて逃げ続ける。
ラスト13km、最後の上りとなる2度目のパーテルベルクでグレッグ・バンアーベルマート(BMCレーシング)とペーター・サガン(ティンコフ・サクソ)が追走に飛び出すが、先を行く2人を捕まえることができない。
ゴール前200mでテルプストラとクリストフの争いとなるが、スプリント力に勝るクリストフが制し、2014年のミラノ~サンレモに続く2つ目のモニュメント制覇を達成した。
2位はテルプストラ、3位にはサガンを下したバンアーベルマートが7秒差で入った。
《》
page top