セリエA第27節が3月14日に行われ、首位ユベントスがパレルモに1-0で勝利。主力を数名欠きながらスクデッド獲得へまた1歩前進した。
前半のシュートは両チーム合わせユベントスの1本だけ。得点のにおいに乏しい試合だったが、後半にユベントスはアルバロ・モラタを投入。これが当たり、試合が動き出す。
先制点をもたらしたのはモラタだった。後半25分、エリア手前で左足を振り抜くと、ボールはゴールに吸い込まれる。ユベントスは1点のリードを守り抜き、勝ち点を64に伸ばした。16日に試合を控える2位ローマの結果次第だが、現時点では暫定14点差になっている。
苦しみながらの勝ち点3獲得に、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は「今夜の勝ち点3は非常に重要なものだ。スクデットにまた1歩近づくことができる」と話した。
また欠場するのではと噂されたカルロス・テベスが出場したことに、アッレグリ監督は「テベスが出ないと誰が言ったのか分からない。私は言ってない」とした。
「前回の試合は月曜日だったので、土曜日の今日まで回復時間が5日あった。彼を起用したのは、そうしなければドルトムント戦まで12日間も、プレー間隔が空いてしまうためだ。それだけ長くプレーしなければ、コンディションが戻らないと思った」
国内リーグだけでなく18日にはドルトムントとの、欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦が待っているユベントス。アッレグリ監督は、そちらも見据えながらチームを動かしている。
《岩藤健》
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