3月12日のUEFAヨーロッパリーグ、ヴォルフスブルク対インテルの試合を前に、両チームの監督が会見で互いの印象を語った。
現在ドイツ・ブンデスリーガで2位につけるヴォルフスブルク。好調な相手に対し、インテルはセリエAで8位に沈む。チームを率いるロベルト・マンチーニ監督は、ヴォルフスブルクの印象を「ピッチ上のあらゆる部分で完成されたチーム」と評した。
「非常にいいチームでなければ、ブンデスリーガで2位にはなれない。特に弱点はないチームだと思う。難しい試合になるのは間違いない。いい結果を出すためには、完璧に近い戦いをしなければならない」
これに対しヴォルフスブルクを率いるディーター・ヘキング監督は、「インテルは今でも欧州サッカー界で最高のチームのひとつ」と警戒感を口にした。
「これまでにも彼らを軽視するというミスを犯したチームが敗れている。彼らはここまでヨーロッパリーグでは無敗だ。それが十分に実力を表していると思う。2試合とも非常に厳しい試合になるだろう。メディアの報道に基づいて彼らの力を判断することはしない」
セリエでは苦戦が続くインテル。それだけに来季に繋がる成果を残すため、ヨーロッパリーグに全力で向かってくるだろうと、へキング監督は見ている。
今季からヨーロッパリーグの優勝クラブには、翌シーズンのチャンピオンズリーグ出場権が与えられるようになった。現在リーグではCL出場圏内まで勝ち点10差のインテル。数少ないチャンスを活かすため激しい試合が予想される。
《岩藤健》
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