現在セリエAで10位に沈み、チャンピオンズリーグ出場圏まで勝ち点差10のインテル。11月からマッツァーリ監督に代わり、マンチーニ監督が新たに指揮を執っている。
チームの現状についてインテルのトヒル会長は「マンチーニ監督はよくやっている」と彼を支持した。
「彼とは3年半の契約を交わした。サッカーでは結果によって決断を強いられることもある。マッツァーリに対する決断もそうだ。彼との間に問題があったわけではない。マッツァーリはここまで必死に仕事をして、チームのためにベストを尽くしてきた。だが結果は停滞して、ファンは彼にプレッシャーをかけていた。彼にとって良いことではなかった。
だから我々はマンチーニが結果を出せると信じて契約した。最近の試合で彼はそれを証明してきた。インテルとイタリアサッカーにとって彼は未知数の存在ではない。他国のクラブでも指揮を執って広い視野も得た経験豊富な監督だ。だから我々は決断を下した」
ここ最近チャンピオンズリーグからは離れているが、ヨーロッパリーグではベスト32まで進んでいる。来月にはセルティックとの試合を控えた状況に、
「ベストになるためにはベストを尽くさなければならない。ヨーロッパリーグは厳しい大会だ。できるだけ長く戦い続けたい。ベスト32はセルティックとの対戦だが、勝ち進んで優勝したいと思っている。
ロベルト・マンチーニとの契約は、その目標を達成する手段のひとつだ。彼には経験がある。彼とともにチャンピオンズリーグにも出場したい。我々は常にベストを尽くしたい。どういう結果になるかは分からないが、ベストを尽くすことに専念している」
ヨーロッパリーグ優勝チームは来季のチャンピオンズリーグに出場することができる。
チームは巻き返しを図り新戦力も獲得した。低迷する名門は復活することができるか。
《岩藤健》
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