ヤクルトは3月11日、京セラドーム大阪でオリックスとオープン戦で対戦。東日本大震災から4年経ったこの日のマウンドに立ったのは、仙台市出身の由規投手。3回1安打無失点と好投し、東北の人に熱いエールを送った。
志願の登板だった。由規は「復活を東北の人に伝えたかった」と、ほぼベストメンバーに近い強力オリックス打線を相手に全力投球。最大の武器である快速球も時折見られるなど、魂を込めたピッチングを披露した。
由規の投球に対して、「思ったより良かった。今年はいけるんじゃないか」「三振もとれてたし、全盛期まではいかなくとも球速も出てた」「東北に熱いピッチングが届いたと思う!今季は二桁は頼む!」など、由規の復活に手ごたえを感じているファンの声も寄せられていた。
高津投手コーチは「ブルペンではすごい球を投げている。やはり他の投手とは次元が違う」「あとはスタミナをつけてくれれば」と、今季の活躍に期待をかけている。
震災から4年。由規は約3年のブランクを経て、完全復活への道を着々と歩んでいる。「今年こそ、東北のを勇気づけるピッチングがしたい」2015年シーズンは由規のキャリアにとって、重要なターニングポイントになりそうだ。
《浜田哲男》
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