2015年ツアー・オブ・オマーン。2月21日の第5ステージは砂嵐と40度を超す猛暑のため安全確保が困難と判断され、キャンセルとなった。
第5ステージは、アル・サワディー・ビーチ~ミニストリー・オブ・ハウジング間の151.5kmで行われる予定だった。しかし、選手たちがスタート地点に到着したとき、空はまだ晴れていたものの強風が吹き始めた。
そのわずか5分後。選手たちがスタートサインをしている間に、砂嵐がスタート地点を覆った。すぐさまスタート地点を変更する決定が下され、選手たちは後半の周回コースにあるバウスハー・アル・アメラートの上りのふもとまでバスで移動した。
その後、選手たちはレースをしないニュートラル状態で坂を上って、反対側へ下り、0km地点へ向かって93.5kmに短縮されたステージをスタートしようとした。
しかし、ここでもトラブル発生。気温が40度を超える猛暑となったため、数人の選手のタイヤが下り区間でバースト。選手たちのリクエストとレース主催者、UCI審判らとの数回に渡る協議の末、最終的に安全上の理由でステージをキャンセルする決定が下された。
この結果、ラファエル・バルス(ランプレ・メリダ)が総合首位のレッドジャージをキープしたまま、2月22日の最終第6ステージに突入することになった。第6ステージはほぼ平坦で、総合順位の逆転は難しそうだ。
《》
page top