2月20日、宮崎でキャンプ中のオリックスの金子千尋投手が、ブルペンで投球練習を行った。伝家の宝刀シンカーをはじめ、チェンジアップ、カーブなど多彩な変化球を投じるなど、2014年11月に受けた右肘手術後の順調な回復ぶりをアピールした。
絶対エースにエンジンがかかってきた。手術後であるため回復ぶりに注目が集まったが、この日はブルペンで30球を投じるなど精力的に動いた。時折笑顔もみせるなど手術の影響は心配ない様子がうかがえた。
金子に対してはファンは、「今年も最多勝獲ってくれ!」「オリックスを優勝に導いてほしい!そのためにメジャーに行かなかったんだって信じている」「オリックスは優勝候補。金子の出来にかかってるね」など、優勝の原動力として期待する。
ここ数年、先発として安定感抜群の成績を残す金子は、現在の日本球界でナンバーワンの呼び声も高い。2014年シーズンは16勝5敗と最多勝を獲得して、その地位をますます確固たるものとした。
2014年オフは海外フリーエージェントを行使するも、ドタバタ劇の末にオリックスに残留した。2015年シーズンはオリックスを優勝候補に挙げる専門家が多いのも、やはり金子の存在が大きい。同じ手の振りから繰り出される150km超えのストレート、シンカー、チェンジアップは2015年も三振の山を築くか。オリックスの優勝、日本一への道はこの男が切り開いていく。
《浜田哲男》
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