シクロクロスの世界一を決める2015年UCIシクロクロス世界選手権が、1月31日~2月1日にチェコ・タボールで開催される。
チェコはシクロクロス人気が高く、タボールで世界選手権が開催されるのは、2001年、2010年に続き3度目となる。
コースは1周3150m。スタート直後は草地の上を走るが、その後は森の中に入り、階段も設置されている。その先もシケインや厳しい上りが選手たちに立ちはだかる。コーナーも多く、テクニックが必要な難コースである。またこの時期のチェコの寒さも、レースに影響を与えそうだ。
男子エリートは2010年チェコ大会を制し、昨年のオランダ・ホーヘルハイデ大会でも3度目の優勝を果たした地元チェコの英雄ゼネク・スティバルが肩のケガのため、無念の欠場となる。
その中で今年の大会は、ベテランと若手の対決となりそうだ。ベテラン勢で注目選手は、今シーズンのワールドカップで総合優勝したケビン・パウエルス(ベルギー)、また元世界王者のスベン・ネイス(ベルギー)を筆頭に、トム・メーウセン(ベルギー)、フランシス・ムレー(フランス)らだ。
一方、23歳のラルス・ファンデルハール(オランダ)、20歳のマチュー・ファンデルポール(オランダ)、同じく20歳のワウト・バンアート(ベルギー)らも好調で、ベテラン勢に挑みかかる。
エリート女子は、世界選手権6連覇中の女王マリアンヌ・フォス(オランダ)が、ハムストリングのケガで出場も微妙な状態。代わって今季ワールドカップ総合優勝のサンヌ・カント(ベルギー)をはじめ、地元チェコのカテリーナ・ナッシュ、エバ・レクネル(イタリア)、ポーリン・フェランプレボ(フランス)、キャサリン・コンプトン(アメリカ)ら各国のシクロクロス女王たちの争いとなるだろう。
2015年シクロクロス世界選手権は上記のエリート男女をはじめ、ジュニア男子、U23男子の計4カテゴリーがインターネット上でライブ動画配信される。世界の強豪に挑む日本代表選手たちにも声援を送りたい。
2015年シクロクロス世界選手権(日時は日本時間)【LIVE】ジュニア男子2015年01月31日(土)18:50【LIVE】エリート女子2015年01月31日(土)21:50【LIVE】U23男子2015年02月01日(日)18:50【LIVE】エリート男子2015年02月01日(日)21:50
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