2015年ツアー・ダウンアンダー第3ステージ、チームスカイは積極的に集団をコントロールし、地元オーストラリアのリッチー・ポートを完璧な位置に送り込んだ。
ゴール前の1級山岳トーレス・ヒル・ロードでは総合優勝候補のポート、カデル・エバンス(BMCレーシング)、トム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)、ドメニコ・ポッツォビーボ(AG2R)の4人が抜け出した。
ポートは何度か加速を試みたが、そのたびにエバンスがチェック。そして4人のペースが緩んだすきに、後方から追いついてきたローハン・デニス(BMCレーシング)がカウンターアタックで飛び出し、ステージ優勝と総合首位の座をつかみとった。
ポートは5秒遅れの6位でフィニッシュ、総合では15秒遅れの4位に浮上した。
「僕たちはいい位置にいて、(最後の上りに)一番最初に入ったチームだった。少し選手が少なかったね。僕たち4人が抜け出したとき、誰も仕事をしたがらなかったから、集団が追いついてきたんだ。ローハン・デニスが戦術的な動きをしかけた。明日の追走はBMCにかかっている。彼らは今まで追走していなかったから、僕たちは少し後ろで休めるね」とポートは振り返る。
次の戦いは1月24日の第5ステージ、ウィランガ・ヒルの頂上ゴールでポートは昨年優勝している。
「まだ終わっていない。ウィランガでその反撃ができるといいね。ウィランガは違うバトルになると思う。違う上りだし、少し長い。楽しみだよ。昨年は僕にとっていいステージだったし、調子はいいんだ」
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