2015年ツアー・ダウンアンダー、1月22日の第3ステージはノーウッド~パラクーム間の143.2km。BMCレーシングのローハン・デニスとカデル・エバンスが1-2フィニッシュを飾った。
アデレードヒルズの丘陵地帯を抜ける第3ステージは、ゴール手前400mにそびえる短く急勾配のトーレンズ・ヒル・ロードが勝負どころで、総合争いが大きく動きそうだ。
ウィリアム・クラーク(ドラパック)のアタックをきっかけに、カルビン・ワトソン(トレックファクトリーレーシング)、ラッセ・ノーマンハンセン(キャノンデール・ガーミン)、アクセル・ドモン(AG2R)の4人の逃げが決まり、最大約3分のリードを築く。
しかし、残り20kmで集団がペースアップを始めると、逃げの4人はひとりずつ脱落。最後まで先頭に残ったクラークも、残り9kmで吸収された。
その後は、トーレンズ・ヒル・ロードの上りでトップ選手同士の激しい争いが繰り広げられる。エバンス、リッチー・ポート(チームスカイ)、ドメニコ・ポッツォビーボ(AG2R)、トム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)らがお互いを警戒する中、左側から力強く抜け出したデニスがステージ優勝を獲得。3秒遅れでチームメイトのエバンスが入った。3位も同じく3秒差でドゥムラン。
24歳のオーストラリア人、デニスは総合首位のオーカージャージに加え山岳賞、ヤングライダー賞のジャージも獲得。引退間近のエバンスは、7秒差の総合2位で続いている。
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