サッカーのスペイン国王杯は7日、注目の一戦アトレティコ・マドリード対レアル・マドリードが行われ、ホームのアトレティコが2-0でレアルを下し完勝した。
アトレティコは後半13分、エリア内で倒されたラウル・ガルシアがPKを獲得すると、自ら決め先制する。後半18分レアルはベンチスタートとなったクリスティアーノ・ロナウドを投入し同点を狙う。だが逆に後半31分コーナーキックからヒメネスのヘディングで追加点を許し、決定的な点差がついてしまった。
アトレティコは週末のリーグ戦から7人の選手を入れ替え、控え主体のメンバーながら堅固な守備の意識が徹底されていた。
昨年は公式戦22連勝と絶好調だったレアル・マドリード。2015年に入ってから早くも2連敗。クラブワールドカップやチャンピオンズリーグなども並行して戦い、疲れが溜まっている時期だけに失速を心配する声も聞かれた。
「レアルマドリード国王杯敗退ー。なんか悪い流れだな」「完全に失速したな」「まさか国王杯までレアルが負けるとは思わんかった」
ベンチメンバーにも守備のタスクが徹底されていたアトレティコ。最近は苦しい試合も多かったが、レアル相手の完勝に「今や国内じゃバルサよりアトレティコのが強い」「アトレティコのセットプレーは他のクラブにはない強さがある」など、これぞアトレティコといった試合にファンも満足のようだ。
この試合ではACミランから期限付き移籍してきたフェルナンド・トーレスが、公式戦初出場を果たした。まだ連携にズレがあるのかオフサイドになることも多く、完調とは言えない出来だったが、後半途中までプレーしチームの勝利を喜んだ。
《岩藤健》
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