1月4日、リーガ・エスパニョーラ第17節で首位のレアル・マドリードが5位のバレンシアと対戦。バレンシアが後半に2点を奪い逆転し、レアルの公式戦の連勝を22でストップした。
気迫が勝った。これまで無敵の強さを誇っていたレアルに土をつけたのは、今季好調を維持するバレンシアだった。
先制したのはレアル。前半13分、クロースのフリーキックをベイルがヘッドで流すと相手のハンドを誘いPKを獲得。これをクリスティアーノ・ロナウドが確実に決めた。
後半に入るとバレンシアが反撃。7分にバラガンの放ったシュートがレアルのDFに当たり、コースが変わってゴールイン。また、19分にはコーナーキックからオタメンディがヘッドで決めた。
これを受けて、「本当に面白い試合だった。メスタージャのテンションも凄かったし、バレンシアはサポーターと一丸となっていた」「とにかくバレンシアが素晴らしかった」「優勝争いが楽しみになってきた」「バレンシアには去年のアトレティコのように2強に割って入ってほしい!」と、ファンもバレンシアの戦いぶりを称賛。
バレンシアはリーガで現在4位と好調を維持。レアルとバルセロナの2強、また、昨年優勝したアトレティコに次いでチャンピオンズリーグ出場圏内の好位置につけている。2000年代初めには2年連続でチャンピオンズリーグ決勝に進出したほか、リーガで優勝するなど欧州でも強豪として君臨してきたバレンシア。ここ数年は財政難もあって低迷していたが今季は勢いが違う。
バレンシアがこの調子を維持できれば、リーガの上位争いはますます面白くなってくる。
《浜田哲男》
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