HENRYは、ドリブルもヘディングもでき、あらゆるタイプのゴールを決めることができる特別な選手だった。 試合が負けていても、彼がボールを持てば逆転できると思わせる迫力あるプレーでファンを魅了し、彼が試合を演出しているという錯覚すら覚えることもあった。私はボールコントロールやテクニックも素晴らしい彼のプレースタイルを、ストライカーではなく「クリエーター」であると考えている。
ARSENALで377試合に出場し、クラブ歴代最多の228ゴールを記録している彼は、3年連続を含む4度の得点王に輝き、2003-2004シーズンには26勝12引き分け勝ち点90ポイントの無敗優勝を成し遂げ、「THE INVINCIBLES(無敵)」と讃えられるチームの中心メンバーだった。
プレミアリーグでプレーした選手の中でも、彼がトップクラスだった事に疑いはなく、まさにプレミア・リーグのキング、''KING HENRY’' だった。
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THIERRY HENRY 参考画像(2006年9月9日)(c)Getty Images
ARSENALを去った今でもスタジアムの敷地内にある彼の銅像を見れば、 多くの ARSENAL サポーター・チーム関係者から愛されていたと実感できる。ARSENALを去ったとは言え、現役引退する前に銅像ができるということは、彼がどれほど評価されているかを物語る言葉より確かな事実だろう。
今後はロンドンに戻り、解説者を務める事を明かしているが、私としてはARSENALでコーチ業などを始めて欲しいと思っている。彼なら今のARSENE WENGERをサポートし、多くの事を後輩の選手達に伝え、導く事ができるだろう。
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THIERRY HENRY 参考画像(2014年11月23日)(c)Getty Images
今でも ARSENAL サポーターが発する THIERRY HENRYへのチャントが忘れられない。
"Thierry Henry! Thierry Henry! Thierry Henry!"
おつかれさまでした。 THIERRY HENRY!