【プロ野球】楽天が本拠地コボスタ宮城の改修を発表、完成は2015年シーズン前を予定 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【プロ野球】楽天が本拠地コボスタ宮城の改修を発表、完成は2015年シーズン前を予定

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野球 イメージ(c)Getty Images
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楽天イーグルスは12月19日、本拠地コボスタ宮城の改修を行うと発表した。以前から楽天はメジャーの球場を参考に、スタジアムとその周辺の一体感を高めたボールパーク構想を練っており、今回の改修はその一環となる。

球場入り口に大きなウェルカムゲートを設置するほか、通り抜けた先に最大規模のグッズショップを建設。3塁側には直径21メートルの多目的ドームも建設し、パブリックビューイングなどに利用する。

開幕時期や秋には寒風吹く中での観戦になるコボスタ宮城。ファンからは「コボスタが10億かけて改装されるみたいだけど、仙台はドームがあると良いかと思ってます」「その前にドームにするとか、せめてスタンドに屋根をつけてほしい!」と、ドーム球場に改修して欲しいといった声がある。しかし「ドーム球場だと雨の心配はいらないし、春先の寒さにも対応できるのは十分承知してます…が、屋外球場ならではの良さも捨てがたいのです!」など、ドーム球場が増える中で屋外球場の良さも捨て難いと感じる人もいる。

コボスタ宮城には「あの狭いビジター席と鳴り物禁止応援とカゲロウ発生をどうにかしてほしいですね」という意見あるように、座席数の少なさや狭さが以前から言われている。

コボスタ宮城(宮城球場)は1950年に完成と歴史が古く、楽天が本拠地を仙台に決めてから段階的に改修されてきた。3万人以上の収容人数を要することという、日本シリーズ開催条件を満たしていないため、昨年はシーズン中にも関わらず急いで増築工事を行った。

かつて宮城球場を準本拠地として使っていたロッテが、収容人数の少なさを理由に後楽園球場へ開催地変更された歴史ある。現在2万8000人程度まで収容人数を増やしたコボスタだが、依然としてNPBの求める3万人は達成していない。周囲の施設や法律的な問題もあり、本格的な増築は難しいコボスタ。

昨年は努力が認められ日本シリーズ開催にこぎ着けたが、いずれ抜本的な解決策を講じる必要に迫られるのは避けられない。
《岩藤健》

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