楽天イーグルスの嶋基宏が12月16日に契約更改交渉に臨み、現状維持となる1億2000万円でサインした。来季は4年契約の2年目となる。
嶋はチーム最多の126試合でマスクを被り、侍ジャパンでも日米野球出場など多忙な1年となった。一方でシーズン後半には小関ら若手の起用が増え、出場機会を減らされるなど競争の中にある。
また今シーズン限りで星野仙一氏が監督から退き、大久保博元2軍監督の1軍監督への昇格人事が発表されると、かねてより不仲が噂されていた嶋の退団話がファンの間でもささやかれた。
嶋は昨季オフに4年契約を結んだばかりだが、一定条件をクリアーすれば途中でもフリーエージェント権を行使することができる内容となっていた。嶋は今季国内FA権を取得しており、移籍に障害はない。
球界を代表するキャッチャーに成長した嶋の動向は他球団も注視していたが、楽天への残留を表明しファンを安堵させた。
嶋は「楽天が好きですし、チームメートが好き。もう一度、日本一になりたい」と会見で語った。
この会見にファンは「イーグルスを愛してくれてありがとう」「嶋さんのいる楽天が好き」「嶋選手あっての楽天。ミスター楽天になって～！」「もう一度日本一楽しみです。精一杯応援します」「嶋さんの言葉は、いつも胸が熱くなります」と、一丸となって再び頂点を目指す決意固めたようだ。
日本一からリーグ最下位に沈んだイーグルス。再び頂点を狙う。
《岩藤健》
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