この試合が復帰後の初采配となったマンチーニ監督は、ダービーに強い長友を右CBで先発起用。対するミランのインザーギ監督はフェルナンド・トーレスに代えて73分に本田を投入。この瞬間、伝統のミラノ・ダービーで初の日本人対決が実現した。
長友は守備に課題を残すも、同点弾のきっかけとなるクロスを送るなど試合を通して攻守に躍動。
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長友佑都(2014年11月23日(c)Getty Images)
本田も途中出場ながらカットインしてから右足でシュートを放つなど攻撃のリズムを作ったが、最後まで両チームに決勝点は生まれず。
「ミラノダービーでとうとう日本人対決!」「レヴィアダービーで内田と香川、ミラノダービーで本田と長友。いい時代になったなあ~。」とこの対決にファンも期待を抱いていたようだが、ドローに終わり不完全燃焼感が残った。
試合後は互いの健闘を称えあった本田と長友。新たな歴史を作った両雄の対決から今後も目が離せない。