オーストラリア大陸は乾燥してるために、ワイン用のブドウの生育には適している環境となっています。特に南オーストラリア州は、毎年、素晴らしいブドウを収穫することができ、ワインの文化の街として知られています。
今回は、その中でも有名なワインセラーとワイナリーを紹介します。
◆アデレード・ヒルズ
40以上ものワインセラーが立ち並ます。
アデレード中心部に比べると、気温が低く、また適度に雨が降る地域特性を生かした、シャルドネ・ピノ・ノワール・リースリング・ソーヴィニヨン・ブランが有名。オリーブの収穫量も多く、ワイナリーではオリーブやオリーブオイルのテースティングもできるところがあります。
◆バロッサバレー
80のワインセラーに150以上のワイナリーがあり、地図を片手に回らないと迷うくらいの広い地域です。160年の歴史を持つシラーズは深みのある味となっています。
◆クレアバレー
40以上のワインセラーが立ち並びます。ここでは世界２５か国からのワインも購入可能。素晴らしい景観の自転車のトレイルがあるので、サイクリストにも人気のスポットとなっています。
◆マクラレンベール
70以上のワインセラーがあり、南オーストラリア州ではもっとも好まれているワイナリー。
テンプラニーニョ・ルッサンヌなど、バラエティ豊かなワインが揃っています。
ここから車で１０分も下れば目の前には、海が広がるため、祭日などは、多くの家族連れでにぎわうスポット。
◆マウント・ギャンビア
家族で経営をしているワイナリーが点在。ワイン生産の前には、チーズやバターを製造していた地域でした。ピノ・ノワールは有名でライトなワインとして知られています。
◆フリンダース連峰
ワインの他にも、ドライフルーツも有名。ワイナリーとしての歴史は浅いですが、ソーヴィニヨン・メルロー・シラーズは少しずつ知られてくるようになりました。
ここの場所は、MTBのサイクリストたちに人気のスポットとなっています。
南オーストラリア州には、この他にも多くのワイナリーが点在し、ワイン好きだけではなく、観光客にもワインのおいしさを提供。海の見える絶景ポイントで、夕日を見ながらワインを楽しむ、アデレードならではの、ライフスタイル。
また、ワイン産業のトレーニングを行っている南オーストラリアワイン製造社団法人では、ワインの基礎や、世界のワインを学ぶことのできるコースを一般公開、ワインの知識を深める人気のコースの一つとなっています。
《さくら 麻美》
