【自転車のある風景】普段着参加歓迎!ショップ主催のゆるいライドイベントがアデレードで熱い! | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【自転車のある風景】普段着参加歓迎!ショップ主催のゆるいライドイベントがアデレードで熱い!

オピニオン コラム
BOUCLE DE BURBS 2014
  • BOUCLE DE BURBS 2014
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ライドを楽しむ目的で毎年行われている自転車ライドイベントBOUCLE De BURBS。これは独自性の高い自転車グッズを売っている自転車ショップのイベントの一つ。一風変わったイベントの名前、また誰でも参加できるということから毎年、参加者が増え続けているようです。

イベント名のBoucleは、フランス語で「輪」、Burbsは、英語で「郊外」という意味の「Suburb」から引用されているようです。名前の通り、アデレードの市内から少し離れたところをグルグル走るイベントで、距離は40km、時間は午前11~午後1時の間の好きな時間にスタートして、午後5時イベント終了までにスタート地点に戻るという内容です。参加費は20ドル。年齢制限はありません。

受付でチェックインをすると、ウォーターボトルと、ライドマップの入ったショップオリジナルの帆布ショルダーを手渡されます。

◆帆布ショルダーが仲間の目印

ゼッケンもなく、自転車のジャージ姿よりも日常着の目立ったこのイベント、受付で手渡された帆布ショルダーが唯一、イベント参加者の目印となりました。また道路には、イベントの表示や矢印はないために、手渡された地図とこのショルダーを掛けたサイクリストを追いながらのライドとなりました。

◆知らないうちに仲間づくりのきっかけに

アデレードは、どの通りにも名前が付けられていて、その名前がすべての目印となります。

このイベントでもらった地図にも通りは書かれていましたが、細い道にも名前があるために、わかりにくいところもありました。スタートして10分ですでに、いくつものグループが迷い道で立ち止まっていました。次から次へと迷っている人が多くなり、大きな集団へとなります。その仲間が相談をしているうちにいつの間にか、仲間づくりのきっかけになっていました。

◆地域の情報交換の場

アデレードには、自転車仲間に人気なカフェがいくつもあり、このイベントは、それらの情報交換にもなりました。お互いに知っているカフェを途中寄りながらのライドだったので、設定した時間通りのロングタイムライドとなりました。

◆バリエーション豊富な自転車

年齢や自転車の制限がないために、タンデンバイクやカーゴ自転車など、個性的な自転車も多く見かけました。またジャージ姿よりも日常着の方が目立ったイベント。アデレードの自転車イベントでは、スポーツ系の自転車を多く見かけますが、このイベントは、シティーバイクが目立っていました。

昨年2013年は、参加者が300人前後、今年はそれをはるかに上回る参加者だったようです。スタート時間に2時間の時間差があるために、一度に多くのサイクリストがスタートすることがなく、道が自転車で塞がれてしまうということもありませんでした。

「自転車は、競技にとどまらず、年齢や性別も関係なく楽しめるものです。このイベントは毎年一度だけですが、個々のオリジナリティーを生かして、仲間とまた一人でも参加できて、またアデレード郊外の風景を楽しめるイベントだと思っています。」とショップオーナーである、サム氏は、語ってくれました。
《さくら 麻美》

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