2014年ツアー・オブ・北京が10月10日に開幕し、第1ステージが崇礼~張家口間の167kmで争われた。コースは緩やかに標高2000m近くまで上るが、後半は下り基調となっている。
スタート直後、ジュリアン・ケルヌ(AG2R)、ジェレミー・ロワ(FDJ)、トシュ・バンデルサンデ(ロット・ベリソル)の3人が飛び出し、最大7分半の差を築く。
メイン集団はスプリント勝負を狙うスカイがコントロールし、最後はひとりで逃げていたロワが残り19kmで捕まった。
ゴールスプリントは僅差の争いとなったが、ルカ・メスゲツ(ジャイアント・シマノ)が制し、ステージ優勝を獲得。2位はカレブ・ユワン(オリカ・グリーンエッジ)、3位にはタイラー・ファラー(ガーミン・シャープ)が入った。
赤のリーダージャージにも袖を通したメスゲツは、2013年のツアー・オブ・北京最終ステージでも優勝していて、このレースでは2連勝。今季はジロ・デ・イタリア最終ステージ以来の6勝目となった。
また標高の高さと強風によって集団は分裂し、リタイアに追い込まれる選手もいた。総合争いではディフェンディング王者のベナト・インサウスティ(モビスター)、そしてティージェイ・バンガーデレン(BMCレーシング)の2人が18分以上遅れる波乱があった。
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