カザフスタンのアスタナは所属していたマキシム・イグリンスキーのドーピング違反を受けて2014年UCIワールドツアー最終戦となるツアー・オブ・北京(10月10~14日)にチームとして参戦しないことを10月6日に表明した。
イグリンスキーは2014年8月1日に採取されたサンプルから禁止薬物EPO陽性が検出され、さらに通常は自身の潔白を主張するために行われるBサンプルの分析要求を却下。実質的に自らのドーピング違反を認めたかたちとなった。
アスタナをはじめとするUCIプロチームは、原則としてUCIワールドツアーの全戦出場が義務付けられている。しかし、アスタナは2013年に加盟したMPCC(チームなどで構成される反ドーピング団体)の規則に従い、ツアー・オブ・北京に参戦しないことを決断した。
アスタナは、ツール・ド・フランス総合優勝のビンチェンツォ・ニーバリ、ジロ・デ・イタリア総合3位のファビオ・アールなどが所属するトップチームのひとつである。
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