【山口和幸の茶輪記】自転車界で一番ヤバいのはレッドブルだと思う | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】自転車界で一番ヤバいのはレッドブルだと思う

スポーツ まとめ
レッドブル・ディストリクトライド
  • レッドブル・ディストリクトライド
  • レッドブル・ホーリーライド
  • レッドブル・ディストリクトライド
  • レッドブル・ホーリーライド
  • レッドブルXファイターズ第2戦
  • MTBのダウンヒル大会はスキー場のゲレンデや山岳部の林道で行われるのが一般的だが、11月3日に開催された「レッドブル・ホーリーライド」は大阪府箕面市にある勝尾寺境内が舞台となった。ホーリー(神聖)な場所であえて行うアクティブレースに国内外のプロが登場。
  • 世界最小の自転車競技場で戦うレッドブル・ミニドロームが11月23日に東京都港区のニューピアホールで開催され、クレジットレーシング所属のBMXプロ選手、佐伯進が100人のバトルを勝ち抜いて優勝
  • レッドブルがBMXフラットランドの世界大会、Red Bull Circle of Balanceを9月8日に国立京都国際会館イベントホールで開催する。
ご存知エナジードリンクのレッドブル。プロモーション活動としてさまざまな自転車イベントを開催し、世界中で観客のド肝を抜いている。日本でも神社仏閣の境内をダウンヒルしたり、特設サーキットでバトルしたり…。まさにヤバい!のである。

ボクがレッドブルを初めて認識したのは1980年代終盤のトライアスロンシーンだった。当時はまだ日本で商品展開されていなかったが、トライアスロンのトップ選手にスポンサードして、選手のエアロヘルメットなどに2匹の雄牛がロゴネームとともに貼り付けられていたのだ。すぐにスポーツ飲料だと気づいた。

その後はF1をはじめとするモータースポーツ界に参入し、自転車モノはどちらかというと持久系を離れ、エクストリーム系のジャンルに集中するようになった。BMXやMTBを使ったアクションライドをサポートし、各地で趣向を凝らしたイベントを開催するようになる。

2012年9月にBMXフラットランドの世界大会、「レッドブル・サークルオブバランス」が国立京都国際会館イベントホールで開催される。円形のフィールドを舞台として1対1の勝ち抜き形式で優勝を目指す。各ライダーは2分半の持ちタイムの中で、得意とするトリックを披露して観客のド肝を抜く。興奮をあおる人気DJの音楽、実況のMC。スクリーンに映し出される映像。すべてが一体化したパフォーマンスショーだ。

11月には世界最小の自転車競技場で戦う「レッドブル・ミニドローム」が都内で開催された。自転車競技場(ベロドローム)をレース開催が可能な最低限のサイズにまで縮小させて行う固定ギヤ限定の自転車レース。五輪や世界選手権で開催される自転車トラックレースは1周250mが主流となっているが、その10分の1。全長25m、幅1.8m、最大斜度が42度というトラックはこの日のために作られた。

こうした特設会場を制作して行うアクションゲームもあるが、自転車ファンをアッと言わせたのが神社やお宮の境内をMTBダウンヒルバイクで突っ走る「レッドブル・ホーリーライド」だ。

MTBダウンヒル大会はスキー場のゲレンデや山岳部の林道で行われるのが一般的だが、ホーリー(神聖)な場所であえて行うアクティブレースだ。第1回は2010年に京都・石清水八幡宮境内の表参道で、第2回は2011年に愛媛県西条市の石鎚神社本社境内、第3回は2013年に大阪府箕面市にある勝尾寺境内で行われた。2014年11月29日には再び京都の岩清水八幡宮境内で開催されるという。


スリリングな大バトルだけにアクシデントも多発する。参加するのは鍛え抜かれた世界トップクラスのプロレーサーなので、よい子はマネしないようにね。
《山口和幸》

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