ブンデスリーガのヴォルフスブルクは8月28日、ケビン・デ・ブルイネがプレミアリーグのマンチェスター・シティに移籍すると認めた。またも有望な選手がイングランドへ渡ることになる。
圧倒的な資金力で他国リーグから選手を買い続けるプレミアリーグ。リーグ間での格差について、ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ会長は次のように述べた。
「サッカーやスポーツにおいて、金のことは常に重要だった。現代だけでなく歴史的にもそうだった。ヴォルフスブルクと同じように、フランスでも多くの人々が言っている。『なぜ我々にはイングランドのクラブほど金がないのか』と。だがクロアチアのクラブは、『なぜ我々はヴォルフスブルクほど金を持てないのか』と言っているだろう。アイスランドはクロアチアのように、フェロー諸島はアイスランドのようになりたいと思っている。我々は常に上を見ているものだ」
プラティニ会長は、プレミアリーグが他を圧倒する資金力を得た理由には、他のリーグにない何かがあるのだろうと語った。
「イングランドは巨大な投資をして、とてつもない収入を得てきた。非常にいいパートナーがいるし、英国のサポーターは世界一だからだ。スタジアムは満員になり、素晴らしいショーが行われている。スポンサーやテレビが集まるのは、美しい何かが行われているからだ。他の者には同じような、美しい何かがないのかもしれない。イングランドのサッカーについて、褒めすぎているようで申し訳ないがね」
《岩藤健》
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