2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、8月29日の第7ステージはアレッサンドロ・デマルキ(キャノンデール)が独走逃げ切り勝利を挙げた。
ステージ序盤はなかなか逃げが決まらなかったが、デマルキは40km地点の3級山岳の上りでライダー・ヘシェダル(ガーミン・シャープ)ら他の3人とともにアタックを成功させ、一時7分以上のタイム差を開く。
終盤になってもメイン集団とのタイム差は3分以上と縮まらず、デマルキは残り13kmでアタックして独走態勢を築くと、そのまま逃げ切ってグランツール初勝利を獲得した。
2014年はクリテリウム・デュ・ドーフィネで山岳賞、ツール・ド・フランスでスーパー敢闘賞を獲得したデマルキだが、これがシーズン初勝利。キャノンデールの公式サイトに発表されたデマルキのコメントは、以下の通り。
「最後はラッキーだった。終盤に仕掛けたのは1回だけで、それがうまくいったんだ。スタートは高速だった。アタックするのは上りまで待った方がいいと思った。運よく、アタックがうまくいったよ」
「本当にうれしい。僕はそんなに勝つ方じゃない。チームのために仕事しているからね。自分のための日は少ないんだ。やるときは、いいレースをしなければならない。ツールは激しいレースだったし、僕は何度もトライした。でも、それが運命なんだ。今、ブエルタで勝った。うれしいよ。チームに心からありがとうと言いたい」
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