2014年ツアー・オブ・ユタ(UCIアメリカツアー2.1)は、8月7日、オグデン~パウダーマウンテン間の168.5kmで第4ステージが行われた。最後は、超級山岳山頂にゴールする難関ステージだ。
序盤は42歳のベテラン、イェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)らがアタックを試みるが、ガーミン・シャープ、ベルキンなどがコントロールするメイン集団は逃がさない。50km地点でようやくイバン・バッソ(キャノンデール)らを含む14人の逃げが1分のリードを築くが、ガーミンはタイム差が開きすぎないようにコントロールし、残り25kmですべての選手を吸収する。
最後の超級の上りでは、強豪選手間での争いが勃発。残り3kmで36歳のトーマス・ダニエルソン(ガーミン・シャープ)と42歳のクリストファー・ホーナー(ランプレ・メリダ)のベテラン同士の一騎打ちとなる。しかし、ここでダニエルソンが単独で抜け出すと、最後は後続に約1分の差をつけてステージ優勝を飾った。2位はベン・ヘルマンス(BMCレーシング)、3位はホーナーでともに57秒差でゴールしている。
昨年のツアー・オブ・ユタを制したダニエルソンは、この勝利で総合首位にも浮上した。
大会のプレスリリースを通じ、ダニエルソンは「かつてこういうかたちでステージ優勝したことはなかった。チームメイトはツール・ド・フランスを終えたばかりで、まだ若い。彼らはすべてを出し切ったんだ」とチームメイトに感謝していた。
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