2014年ツアー・オブ・ユタは、8月5日、パンギッチ~トーリー間のアップダウンの多い210.3kmで第3ステージが行われた。
序盤、ベテランのイェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)らを含む6人の逃げが形成され、最大7分のリードを築く。最後の1級山岳で、この6人の中からミカエル・シェアーが(BMCレーシング)単独先頭に立ち、そのままゴールを目指す。
34人に絞られたメイン集団も背後まで押し寄せるが、シェアーが2秒差で逃げ切ってステージ優勝をつかんだ。
前スイス・ロード王者のシェアーは、大会のプレスリリースを通じ「今日は本当にタフな1日だった。上りの調子はよかったし、ツール・ド・フランスを終えても調子はよかった。4分のリードを持って下り始めたとき、突然、脚がけいれんしたんだ。そのときは『OK、もう終わりだ』と思ったけど、こういう瞬間は体よりも気持ちの方が重要だ。それを切り抜けないといけないんだよ」と、最後は気力で勝負をもぎとったと話していた。
なお、メイン集団先頭でステージ2位に入ったユーレ・コチャン(スマートストップ) が、ボーナスタイムのおかげで総合首位のイエロージャージを獲得している。
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