2014年ツール・ド・ポローニュ(UCI2.WT)、8月4日の第2ステージはトルン~ワルシャワ間の226kmの平坦コースで争われた。
スタート直後、プロ1年目のペテル・バコッチ(オメガファルマ・クイックステップ)は他の2人の選手とともにアタックし、メイン集団に対して最大約7分のタイム差を築く。
バコッチは残り25kmで他の2人を振り切り、単独先頭で逃げ続ける。メイン集団も必死に追走するが、残り10kmでタイム差は2分。バコッチは最後まで脚を緩めることなく走り切り、集団に21秒差をつけてステージ優勝を獲得。また、総合リーダーのイエロージャージにも袖を通した。ステージ2位はマイケル・マシューズ(オリカ・グリーンエッジ)、3位はボリス・バレー(ロット・ベリソル)。
バコッチは22歳のチェコ人で、現在もプラハ大学で経済学を専攻する学生。数週間前には、同じくポーランドで行われた大学選手権のロードレースとタイムトライアルで優勝している。
200km以上の逃げ切りを成功させたバコッチは、チームのプレスリリースを通じ「最もつらい瞬間は、最後の周回コースに入ったときだった。タイム差は急速に縮まって、僕の脚はちょっと疲れ始めていた。ラスト5kmは全力を出し切ったよ。(この勝利を)僕は予想していなかったし、集団も予想していなかっただろう。この努力が報われ、UCIワールドツアー初勝利を挙げられて最高の気分だ」と喜びを表していた。
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