日本で言う「熱帯夜」じゃないけれど、イギリスのレンガ作りの建物は、隣と隙間無くぴたりとくっついて風通しが悪く、さらに一般の家には滅多にエアコンが無い為、天気が良くなると家の中は結構な温度になる。
滅多に蚊がいないから、窓を開けて寝れる事はラッキーかもしれない。でも油断していると、夜中に突如雨が降り出し、慌てて飛び起きて窓を閉める日も。天気に翻弄され、天気の話が尽きない日々、そんなイギリス生活にすっかり馴染んで、気づけば早16年。初めまして、 ロンドンライフを紹介していく大迫です。
◆ツール熱はひと段落
先日ツール・ド・フランスが終わり、 イングランドステージのあの盛り上がりはどこに行ったのだろう。早々に期待のイギリス人選手がいなくなり、 単純にビールを飲みに行く理由がなくなったせいなのか、イングランドステージの終了とともにイギリスでのツール熱がさめたような気もする。
ちょっと寂しさも覚え、久しぶりに通りかかった自転車カフェ "look mum no hands!"に目が留り一休み。安心できる駐輪スペースがあり、自転車自慢のサイクリストにお馴染みのスポットだ。
◆英国自転車カフェに自転車男子の勝負パンツ!
店内至る所にツール・ド・フランスの名残を感じるディスプレイ。冷たいトロピカルスムージーを飲みながら涼んでいると天井にディスプレイされた国旗に混ざって一緒に赤い水玉のパンツを発見!
店内のグッズコーナーを見てみるとなんと、ツール・ド・フランスで総合タイム首位に与えられる黄色の「マイヨ・ジョーヌ 」、キング・オブ・スプリンターを決めるポイント賞の緑色の「マイヨ・ヴェール」、山岳賞で白地に赤い水玉の「マイヨ・ア・ポワ・ルージュ」のサイクルジャージデザインのパンツが3色セットで発売中だという。
店名は日本語で言うと「ママ見て! 手放しできたよ!」と子供が親にその嬉しさを伝えるという意味。このキュートなフレーズを名前にした自転車カフェならではの、遊び心満載のアイテムだ。これぞまさしく男の勝負パンツではなかろうか!
look mum no hands! には free wifi もあって休憩にはもってこいだ。ロンドンに旅行で来た際は、ロンドンの青いレンタル自転車に乗ってサイクリング観光の休憩にカフェに行くのというのも新しいロンドンの楽しみ方になるのではないだろうか。しかもカフェでは、自転車好きのあの人へ、素敵なお土産が見つかるかもしれない。
look mum no hands!
《Takaharu Osako》