スイスのスター選手、ファビアン・カンチェラーラ(トレックファクトリーレーシング)が7月16日のツール・ド・フランス第11ステージに出走せずリタイアすることがチームから発表された。
カンチェラーラは「これから家に帰って少し休養をとる。僕の今シーズンはドバイから始まり、ここまで長かった。これまで59レースに出ているんだ。そして、シーズン終盤にはもうひとつ大きな目標がある。世界選手権だ。そこで、最高の状態に持っていきたいというのが本音だ。だから休養をとるのが重要なんだ」とリタイアの理由を説明している。
クラシックレースを得意とするカンチェラーラは、2014年のツールで何度か見せ場を作ってきた。第1ステージでは終盤にアタックをしかけ、石畳の第5ステージは5位に入った。また第9ステージでは追走集団のトップの2位でゴールした。
「石畳のステージだけじゃなった。今年のツールのコースは、僕のようなタイプの選手にとって魅力的だった。気に入っていたよ。チャンスはたくさんあったし、もうちょっと運があれば結果を持ち帰れただろう。ツールに戻ってきてよかったよ。僕たちは序盤にアンディ(シュレク)とダニー(ファンポッペル)を失ったけど、チームは調子いいし、チャンスを求め続けるよ」
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