新城幸也がナショナルチャンピオンジャージでラストレースへ。「勝ちに行くしかない」 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

新城幸也がナショナルチャンピオンジャージでラストレースへ。「勝ちに行くしかない」

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ルート・デュ・シュド第2ステージ。3つの山岳を超え、ゴール1km手前でカメラに笑顔を見せる新城。右奥にゴールの街が見えている
  • ルート・デュ・シュド第2ステージ。3つの山岳を超え、ゴール1km手前でカメラに笑顔を見せる新城。右奥にゴールの街が見えている
  • ルート・デュ・シュド第2ステージ
  • ルート・デュ・シュド第2ステージ。単独でゴールに向かう新城。肋骨が浮き上がり、体が絞れているのがわかる
フランス南西部のピレネー山中で行われている3日間のステージレース、ルート・デュ・シュドは6月21日に第2ステージが行われ、ヨーロッパカーの新城幸也も好アシストを見せるなどコンディションを徐々に高めている。

この日はスタートしてすぐにカテゴリー1級のツールマレー峠(標高2115m)を駆け上がり、さらに終盤115km過ぎには2つの1級山岳が連続して山頂ゴールとなる、距離178.6kmの過酷コース。

スタートして5kmほどでチームメイトのジェローム・クザンらを含む8選のが逃げが形成され、集団はゆっくりとしたペースでツールマレーを越えていく。逃げていた8名は1人、2人と脱落して集団に吸収されていく。2つ目のアスパン峠の登り口で逃げがすべて吸収され、山岳に自信のある選手たちが集団の前に出てペースを上げる。

ヨーロッパカーは調子がいいアンジェロ・チュリックを前方に引き上げるため、新城らが位置取りをアシスト。集団は最後の峠でバラバラになり、4、5人のグループに分かれ、上りに入ってから積極的にペースを上げていたニコラ・ロッシュ(ティンコフ・サクソ)が最後のロングアタックを決めて単独逃げ切り優勝した。

チュリックは22位。新城は8分01秒遅れの37位でゴールしている。

「ツールマレーは集団でゆっくり上ったから余裕だった。2つ目の上りアスパン峠がきつかったが、上りの感触はいい。明日はこのジャージを着て走る最後のレース。せっかくゼッケン1番もついているし、しかもコースはエキップアサダ時代に住んでいた場所を通るので、ほとんど熟知している。勝ちを狙うしかない」と新城。
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