全日本選手権を欠場する新城幸也(ヨーロッパカー)が2013年度の全日本チャンピオンジャージを着用して走る最後のレース、ルート・デュ・シュドが6月20~22日にフランス中南西部のミディピレネーで開催される。毎年のようにツール・ド・フランスの山岳ステージの一部がコースに組み込まれる3日間の山岳ステージレース。
2014年は第2ステージでツールマレー峠を越えるなどツール・ド・フランスと同じコースを走る。そのため出場が決まっている選手たちにとっては試走、またこのレースで最終セレクションがかかっている選手たちにとっはアピールの場という意味が含まれている。ツール・ド・フランス前の重要なレースだ。
「ジロ・デ・イタリア以来、怪我の回復を優先させてリカバリーしてきてので、山がどのくらい走れるかわからないが、ゼッケン1番背負っているので、恥ずかしい走りはできない。このジャージを着て走る最後のレースなので1勝して終わりたい」と新城。
2013年はヨーロッパカーのエースであるトマ・ボクレールが総合優勝していることから、チームには一桁ゼッケンが与えられ、そしてボクレールが出場していないので、新城が1番を引き継ぐ形となった。
20日の第1ステージは、140kmを過ぎてからカテゴリー3級の山岳が連なり、ゴールは標高1106mの山頂となる171.7kmのレース。
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