【山口和幸の茶輪記】しまなみ海道に郷愁を感じつつあって | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】しまなみ海道に郷愁を感じつつあって

オピニオン コラム

しまなみ海道にはいたるところにビューポイントや休憩所がある
  • しまなみ海道にはいたるところにビューポイントや休憩所がある
  • サイクル専用ホテルの「ホテルサイクル」
  • ホテルはツイン仕様。壁にサイクルラックがある
  • ホテルとジャイアントストアは旧倉庫を改装した「オノミチU2」内にある
  • 「オノミチU2」から渡船乗り場までは自転車なら3分ほどだ
  • 「オノミチU2」の桟橋では今も荷下ろしが行われるという
  • 「オノミチU2」
  • 向島までの渡船
現在発売中の自転車専門誌、主要ウェブサイトに「しまなみ海道」を紹介する記事が掲載されている。東アジア圏で最も注目されているこのサイクリングコースを一緒に走ろうという取材ツアーがあり、ボクも自転車メディア仲間とともに参加してきた。

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「しまなみ海道」はサイクリングコースが完備されていることから、日本のみならず海外からも走りにやってくるほどのサイクリングパラダイス。尾道駅から最初の向島までは渡船を使うのだが、その後は6つの大橋を走って今治駅まで約90km。

特筆すべきなのは、尾道市と今治市の両方に世界最大の自転車メーカー、ジャイアントのショップがあること。ここでは最新のカーボンバイクを含むスポーツ自転車がレンタルでき、しかも借りた自転車を乗り捨てることも可能だという。貸し出しや乗り捨てにはお金がかかるが、手ぶらでサイクリングできるというのも魅力だ。

◆愛媛県の「ヘルメット着用義務」条例

余談だが、世界に誇れる自転車の楽園作りを目指している愛媛県は、自転車マナー先進県を打ち出し、2013年7月には「ヘルメット着用義務」条例を施行した。もちろん万一に備えて自らの身を守るためには広島県内でもヘルメットを着用すべきだが、しまなみ海道を走る際には必ずヘルメットを携行するか、ジャイアントストアでレンタルしようね。

愛車で走りたいけど、輪行していくのはイヤだなあというボクにとって都合がいいのは、出発地となる尾道市の「サイクル専用ホテル」に宅配でロードバイクを送れること。宅配料金は往復6000円程度で、しかも「サイクル専用ホテル」では移送用の段ボールを預かってくれる。

瀬戸内海トライアングルサイクリングも実現可能だ。尾道でロードバイクをピックアップして初日は今治までの90km。市内のホテルに泊まって、名物の焼き鳥を食べ、2日目は渡船を使って「とびしま海道」へ。この海道も広島本土まで大橋でつながっているので、別の景色を楽しみながら戻ることになる。尾道に戻る国道2号は交通量が多そうだが、なんとかなるかな?

◆片山、今中両氏との思い出も

現在エベレスト挑戦中の片山右京だが、かつては断続的な日本縦断サイクリングをしていて、無二の親友となる今中大介と初めてサイクリングしたのが、広島市発のしまなみ海道だった。ボクも倉敷市から合流し、最後は3人で大阪入りした。1人は元F1レーサーで、もう1人は日本人プロとしてツール・ド・フランスに初出場した選手。ボクがどれだけキツかったことか。

今になるとそれがとても懐かしく、そしてまたあんな無茶なことをやりたくなる。この夏、しまなみ海道行こうかな。
《山口和幸》

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