70年代後半のカリフォルニア北部、改造自転車で山を駆け下る遊びを始めた男たちの中心人物がゲイリー・フィッシャー。 すぐに壊れてしまうためにオリジナルで作った自転車がマウンテンバイクとなった。つまり五輪種目にまでなったMTBの生みの親とも言える。 オフロードバイクにこだわり続け、常に新たな提案を続ける。通常の26インチホイールよりもかなり大きな29インチホイールを提案したのもこのフィッシャーだ。 定番モデルから、キッズ用、さらには「マウンテンバイクメーカーが街乗りを作るとこうなる」というコンセプトのシティサイクルも斬新だった。 2010年に惜しまれながらもブランドとしての幕を下ろした。