
MLB公式サイトは19日(日本時間20日)、今季のメッツの守備に関する話題を取り上げた。カイル・タッカー外野手をドジャースにさらわれた直後に、ボー・ビシェット内野手と3年総額1億2600万ドル(約199億円)で契約。大きな動きを見せたものの、チームの課題を的確に補強したとは言い難い状況が続いている。
とりわけ内野手は新顔揃いで、経験も浅い選手が複数存在。守備力改善には至っていない。
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■遊撃手にはチームの顔リンドーア
MLB公式のサラ・ラングス記者は同日、「メッツ新体制の内野陣が、開幕戦で稀に見る偉業を達成する可能性」と題した記事を掲載。今季のメッツに起こり得る「珍事」を紹介した。
2025年のメッツは、「OAA(Outs Above Average)」が全30球団中21位の「-13」と低迷。平均よりどれだけアウトをとったかを示す守備の指標で振るわなかった。デビッド・スターンズ編成本部長は、ピート・アロンソ内野手やジェフ・マクニール内野手ら度重なる生え抜き放出の要因に「守備力の向上」を掲げたが、ここまで獲得した主力はビシェットにホルヘ・ポランコ内野手で、いずれも平均を下回る。
加えて、ビシェットが長年務めた遊撃手には、チームの顔フランシスコ・リンドーア内野手が定着。ワールドシリーズで初経験となった二塁手にも、トレードで獲得した好守のマーカス・セミエン内野手がいるため、レギュラーでは起用しにくい状況。今季のビシェットは、キャリアで初めて三塁手としての出場が見込まれている。
■ベリンジャーを獲得できれば……
また、新加入のポランコもキャリア序盤は遊撃手、近年は二塁手で出場しており、アロンソが抜けた一塁手を務めるのはほぼ初めて(※2025年に0/3イニングだけプレー)。膝の手術を乗り越えた経緯もあり、お世辞にも好守とは言い難い。ラングス記者によると、「過去100年間で、開幕戦に『本職ではない未経験ポジションでの出場が1試合以下、且つルーキー以外の内野手を2人同時に先発させた球団』」として、史上2例目になる可能性が出てきたという。
FAとなっている好守のコディ・ベリンジャー外野手を獲得できれば、一塁手の問題は解決。ポランコとセミエンらの併用も可能になるため、編成にゆとりが出てくるが、今後の動きは果たして。
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