
MLB公式サイトは18日(日本時間19日)、「FA市場に残るえげつない球種」と題して記事を掲載。ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す西武の今井達也投手が操る「魔球」スライダーが取り上げられた。
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■ジャイロ回転で逆方向にも変化
公式サイトは同日、来季の所属先が決まっていないFA投手の「最高の決め球」を球種別に紹介。フォーシーム部門でドジャースに所属したマイケル・コペック、シンカー部門ではフランバー・バルデス、カットボール部門にクリス・バシットをピックアップ。スライダー部門には今井が選出された。
同記事では、今井について「スプリットを武器とする他の日本人スターとは違う。彼の最高の決め球はスライダーで、86マイルで沈み、昨季はNPBで46%の空振り率を生み出した。もっとも興味深いのは、逆方向への動き――右投手の伝統的な右から左ではなく、左から右へと変化するケースだ。このタイプはメジャーでも非常に珍しく、ブルージェイズの新人トレイ・イエサベージのような数少ない投手しか投げられない。打者を困惑させる可能性があるだろう」と称賛した。
今井のスライダーは、ドリルのような「ジャイロ回転」が特徴で通常のスライダーとは異なった動きを見せる。同球種を駆使するイエサベージは、2024年のドラフト1巡目全体20番目でブルージェイズに入団。今季は開幕を1Aで迎えると、High-A、2A、3Aと階段を駆け上がり、マイナーわずか6登板でメジャーへ昇格した。ワールドシリーズではドジャース打線を12奪三振に抑えるなど、一躍注目を集めた新人右腕だ。海を渡る今井の“魔球”も、メジャーの舞台で輝きを放てるか。
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