
格闘技イベント「RIZIN 師走の超強者祭り」は31日、さいたまスーパーアリーナにて開催。第11試合で行われた女子スーパーアトム級タイトルマッチでは女王・伊澤星花が2ラウンド1分58秒にフロントチョークによるタップアウトで挑戦者RENAに勝利した。
敗れたRENAだが1ラウンド序盤には左フックを当て女王に尻もちをつかせる一幕もあった。試合後インタビューでRENAは「面白い試合ができるのは私しかいないと思うので、頑張るしかない」とリベンジへの思いを語った。
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■「もう少しだけ自分の可能性にかけたい」

(C)RIZIN FF
RENAは目を赤く腫らし「本当に悔しい」と心境を吐露。「本当はこれを獲って、ヒロインになって、辞められたら格好よかったなぁと思うんですけど」と引退も考えていたことを明かし、「このまま辞めれんなと思っている。やっぱり倒せるのは私しかいないと少しは証明できたと思う。またタイトルまで登りきれるか分からないが、もう少しだけ自分の可能性にかけたい」とリベンジマッチへの前向きな思いを口にした。
話の途中で「悔しいなぁ……」と声をつまらせる場面も。悔しさを噛み締めながら「面白い試合ができるのは私しかいないと思うので頑張るしかない」と前を向いた。
■「物語が進んでない」は引っかかる
一方、勝利した伊澤はRENAの煽りで「物語が進んでない」と言われたことだけが引っかかると主張。
伊澤は「自分の中で物語は進めている。もっと他の女子選手が頑張ることで女子格闘技のストーリーも進んでいくと思う。女子格闘家全員に向けて、もっとがむしゃらに貪欲に頑張ってほしい」と他の女子ファイターに呼びかけた。
ここまで敵無しの伊澤は「自分が強すぎることが悪いことみたいになっているが、追いつける人がいなかっただけ」と強者なりの“悩み”を吐露。「もっとがむしゃらに練習して自分に追いついて来いよという感じ」と女子格闘技全体のレベルアップに期待を述べた。
リベンジを誓ったRENAは“絶対女王”伊澤にどう立ち向かうのか。伊澤が王座に就く限り、日本の女子格闘技のレベルは上がり続けるかもしれない。
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