
総合格闘家の朝倉未来が13日、自身のYouTubeチャンネルを更新。プロボクシングWBC世界バンタム級1位の那須川天心(帝拳)との対談で、11月24日に控える同級2位で元世界王者の井上拓真(大橋)との世界タイトル戦に言及した。
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■「モンスターvs.神童」に期待感
朝倉は24日に控えた一戦について「これめちゃくちゃ楽しみなんだよ」と所感を語り、「今回(の対戦相手)は井上尚弥の弟ということで、しかも世界戦。無敗でチャンピオンになったらすごいよ」と挑戦を続ける27歳へのエールを口にした。
プロボクシングに転向して3年弱が経った那須川は「今までできなかったことができたり、急に色んなこと(ボクシングの動き)が繋がってきた」とし、ボクシングスキルの成長に自信を見せた。
朝倉は拓真の兄である井上尚弥との試合を心待ちにしているとし、「ここ負けたらちょっと痛いよね。積み上げてきたものが全部崩れちゃう。しかも後ろに見えるわけじゃんボスが。井上尚弥という日本の格闘技界で君臨してるモンスターの影が」と、勝てば見えてくる「モンスターvs.神童」に期待を寄せた。
■天心が意気込み「勝って未来さんに繋げる」
また、那須川に対するリスペクトも語った。ボクシングに転向後も7戦無敗(2KO)と結果を残しているものの、ファンからはKO率の低さを指摘されるなど厳しい声が多く上がっていた。この傾向について朝倉は「キックボクシングが強かったからって俺達のボクシングを舐めんなよ、って人が多いと思う」と分析。「最近は認められ始めてるけど、ここで負けると積み上げてきたものが全部崩れちゃう」とし、拓真戦の意義を語った。
その上で「すごいなと思ってたよ。ひとりで敵地に。いろんな言葉を浴びせられながらも戦ってきたわけじゃん?だから絶対勝ってほしいなというのはある」とし、「井上尚弥との試合が見たいよ、俺は」と激励。
那須川は尚弥戦への明言は避けたものの、「しっかり勝って、そういうものもみんなに見せたい」と気合いを口にし、「勝って未来さんに繋げるので」と大晦日に“大一番”を迎える朝倉にもエールを送り返した。
那須川は自身初の世界タイトルを獲得し、朝倉に勝利のバトンを繋ぐことができるのか。注目の一戦となる。
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