
ポスティングシステムでメジャーリーグ移籍を目指すヤクルトの村上宗隆内野手の移籍交渉期限が22日(日本時間23日午前7時)に迫っている。
具体的な情報が出回っていない中で、MLB公式サイトは移籍先の有力候補として、レッドソックス、パドレス、カブス、エンゼルス、ダイヤモンドバックス、パイレーツを挙げた。
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■エンゼルスは「三塁手が必要」しかし懸念点も?
MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者は村上について、MLB球団のほとんどが「一塁手として見ている(ヤクルト在籍時は三塁手として3/4を出場)」とし、打撃ではパワー面が高く評価されているが、三振率の高さがやや懸念材料になっていると分析した。
また、「ムラカミがメジャーリーグの球団と契約を結べなかった場合、2026年シーズンは日本に戻り、来季オフに再びヤクルトからポスティングされる可能性がある」とも言及。「しかし関係者はそのシナリオが実現するとは考えていない」とし、有力な移籍先候補をまとめた。
鈴木誠也外野手と今永昇太投手が所属するカブスについては「シカゴは近年、スズキ、イマナガと日本市場に参入している」と日本選手との契約に明るいとし、移籍した場合には「指名打者として打線に組み込まれ、マイケル・ブッシュ内野手やマット・ショウ内野手が指名打者の日は代役を務めることができる」と起用法にも触れた。
また、エンゼルスは「三塁手が必要だ。テイラー・ウォード外野手の放出で、もう一人ホームランバッターを欲している」と村上とマッチしそうではあるものの、「エンゼルスは昨季メジャーで最も高い三振率を記録しており、ムラカミが加われば更に高くなる可能性がある」と懸念点を指摘。
レッドソックス、パイレーツはカイル・シュワーバー外野手、ピート・アロンソ内野手、ジョシュ・ネイラー内野手の獲得失敗により、村上のようなパワーヒッターを求めているとした。
村上は来季どの球団でプレーすることになるのか。関心が集まっている。
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