
卓球の「WTTチャンピオンズ・フランクフルト」は9日、女子シングルスの準決勝が行われる。世界ランキング9位で第2シードの伊藤美誠(スターツ)は、同13位で第3シードの早田ひな(日本生命)と対戦する。
ダブルスでは全日本選手権を5連覇するなど、国内外で実績を残してきた“みまひな”による4年ぶりの直接対決に注目が集まる。
◆張本美和はエジプトの17歳新星に快勝でベスト4入り 伊藤美誠、早田ひなは決勝進出懸けた“みまひな”対決が実現
■ダブルスでは名コンビを形成
今大会は、世界トップ5を占める中国選手が出場を回避しており、第2勢力に位置する日本勢には優勝争いへの期待がかかっていた。
そんな中、第2シードの伊藤は、ユアン・ジアナン(フランス)、ソフィア・ポルカノバ(オーストリア)にそれぞれ3-1で勝利。準々決勝ではハン・イン(ドイツ)を4-0のストレートで下し、経験豊富な選手たちを次々に破って4強入りを果たした。
一方、早田も第3シードとして順調に勝ち進んだ。1回戦では強敵・朱芊曦(韓国)をフルゲームの末に下し、厳しい初戦を突破。2回戦では李恩惠(韓国)に3-0、準々決勝ではアドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)に4-1で勝利し、ベスト4進出を決めた。
ダブルスでは名コンビを組み、世界選手権でのメダル獲得や全日本選手権制覇など、国内外の大会で実績を重ねてきた伊藤と早田。国際大会におけるシングルスでの直接対決は2021年以来で、過去の対戦成績は伊藤の5勝2敗。4年の月日が流れ、早田もエースとして台頭し、互いに実力を高め合ってきた中で迎える注目の一戦となる。
なお、準決勝には第1シードの張本美和(木下グループ)も勝ち進んでおり、世界12位の申裕斌(韓国)と対戦する。日本勢同士の決勝が実現すれば、張本美と大藤沙月(ミキハウス)が対戦した昨年の「WTTチャンピオンズ・モンペリエ」以来となる。黄金世代として卓球界を牽引してきた伊藤と早田による“みまひな”対決に、大きな注目が集まる。
◆張本美和はエジプトの17歳新星に快勝でベスト4入り 伊藤美誠、早田ひなは決勝進出懸けた“みまひな”対決が実現



