
米メディア『ジ・アスレチック』のケン・ローゼンタール記者は26日(日本時間27日)、人気ポッドキャストにリモート出演。2025年のMLB総括と来年の展望を語った。球団史上初のワールドシリーズ連覇を成し遂げたドジャースに関しても言及している。
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■「何よりもまず健康」
ローゼンタール記者は同日、米ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演。今季のドジャースについて「レギュラーシーズンでは度々イライラするようなチームで、ポストシーズンでもあと2アウトで負けるところまで追い込まれ、ワールドシリーズ第7戦の最終イニングで一連のクレイジーな出来事が起こってようやく勝てた。でも『終良ければすべて良し』ですかね」と明かし、想像したシーズンとはやや違う展開だったと語った。
同記者は、ここ数年のドジャースに大きなメリットをもたらしてきた要素として“飢餓感を保つ能力”を挙げた。「集中力を切らすことなく、それでいて完全に没頭していない冷静さもあり、選手の怪我の扱い方も慎重」と称賛。頂点を掴んでも失われない、飽くなき向上心が常勝球団を支えてきたとした。
そして、チーム編成がどうなるかまだ未知数である点を前置きした上で、来季の3連覇達成にもっとも必要なのは「何よりもまず健康」と言及。「ポストシーズンは特に投手陣にとって消耗が激しかったし、今季の救援陣にも昨季の影響が見えました。でも健康を保てて、予想外のところから攻撃力が注入されれば、それが助けになる」と展望。チーム全体が高齢化してきており、攻撃面で多少の向上が必要だと明かした。
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