
カブスからFAとなっていたカイル・タッカー外野手が15日(日本時間16日)、ドジャースとの契約に合意した。米複数メディアの報道によると、契約は4年総額2億4000万ドル(約380億円)で、3000万ドルが後払い。2年目と3年目の終了後には、オプトアウト権が付与されるという。
オフシーズンの話題をさらった29歳は、王者ドジャースでどのような役割を求められるのか。ここでは、MLB公式のデータサイト『Baseball Savant』より、タッカーの選手像を掘り下げてみる。
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■走攻守でチームに貢献
現在29歳のタッカーは、2015年ドラフト1巡目全体5位でアストロズに入団。18年にメジャーデビューを果たすと、21年に30本塁打、92打点、OPS.917でレギュラー定着。翌22年には30本塁打、107打点に加えて、外野手部門でゴールドグラブを受賞。23年には112打点で初タイトルを獲得した。24年は自打球による右脛骨の骨折で長期離脱、カブスに移籍した昨季は、薬指と小指の間に亀裂骨折を抱えながらも強行出場。22本塁打、25盗塁、OPS.841と結果を残した。
打撃面ではリーグ屈指の選球眼が武器で、昨季のボール球スイング率17.6%はメジャー全体で上位2%に位置する少なさ。四球率14.6%は上位4%で、空振り率、三振割合も少ない。フォーシームに滅法強く、変化球も苦にしない。対左投手でも数字が落ちないバランスのとれた打撃が最大の魅力だ。
キャリア序盤は左翼手で出場していたが、2021年以降は右翼手に専念。守備面も堅実で、23年こそOAA(Outs Above Average)が「-4」に落ち込んだが、それ以外のシーズンでは「±0」から「+8」の間を推移。肩力も右翼手の平均以上で、失策も少なめ。走力は平凡だが、年間20盗塁以上を記録し、進塁の指標もプラス評価と卒がない。走攻守でチームに貢献できる球界屈指の外野手だ。ドジャースにとって、最高の補強が実現したと言えるだろう。
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