
8日(日本時間9日)は、年俸調停の権利を持つ選手と所属球団が、それぞれ希望額を提出する期限だった。多くの選手と球団が折り合いを付ける中、2年連続サイ・ヤング賞のタリク・スクーバル投手はタイガースと合意に至らなかった。年俸調停に進む可能性が高くなると同時に、トレード話が再燃しそうな気配となっている。
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■希望額の差は1300万ドル
米複数メディアによると、スクーバル側の希望額は3200万ドル(約50億円)で、タイガース側の提示は1900万ドル(約30億円)。その差は1300万ドルと、大きな開きが生まれた。
両者は引き続き協議を続ける予定だが、2月の審理前に合意に達する可能性は低く、調停に進む見込みとなっている。
これを受けて、米メディア『heavy.com』は今後の展開に言及。「もし実際に調停に進むことになれば、スクーバルとタイガースの関係が悪化するかもしれない。そうなった場合、他球団がトレードのオファーを持ち込む余地が生まれる」と伝えた。
スクーバルは2026年シーズン終了後にフリーエージェント(FA)となる。しかし、タイガースには引き留めるだけの予算はなく、再契約は困難と見られている。そのため、見返りが得られる今年中にトレードに出すという見方は根強い。
■ヤンキース、メッツも動く
米メディア『CBSスポーツ』のマット・スナイダー記者も8日(同9日)、同局の番組に出演し、トレードの可能性を指摘。「(タイガースは)スクーバルと残り1年の契約があるうちに勝負をかけて、『今シーズンが終わったら、その後のことはまた話し合おう』と言うべきだ」と、まずは私見を披露。
その上で、「ただ、これは完全に私の見方が間違っている可能性もある。もし彼が移籍することになったら、最も可能性が高い行き先はドジャースだと感じている」とコメントした。
同記者は続けて「ヤンキースが動く姿も想像できるし、メッツもあり得る。カブスも考えられる。決してドジャースだけというわけではないが、もしタイガースがシーズン前に彼をトレードすることを本気で考えているなら、最も有力なトレード相手はドジャースになると思う」と重ねて強調した。
スクーバルが調停で勝利し、希望年俸である3200万ドルが認められた場合、メッツのフアン・ソト外野手(当時ヤンキース)が手にした3100万ドルを超えて史上最高額となる。
タイガースは、高額となった最強左腕の放出に踏み切るのか。その可能性は再び高まっており、今後の動向に注目が集まっている。
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