
ヤンキースは27日(日本時間28日)、本拠地ナショナルズ戦で6本塁打をマークし、11-2で大勝した。チームは3回裏にアーロン・ジャッジ外野手の41号2ランを含む4本塁打を浴びせ、一挙9点を挙げて勝負を決めた。ナショナルズの小笠原慎之介投手が2番手で登板したが、2被弾するなどヤンキースの勢いを止めることはできなかった。
◆【実際の映像】ヤ軍の主砲ジャッジに飛び出した8試合ぶりの快打「キャプテンによる一撃」 バックスクリーンに放った41号
■打者15人、41分に及ぶ攻撃
ヤンキースは初回、1番トレント・グリシャム外野手の先頭打者アーチで先制。2回は三者凡退に終わったものの、3回に入ると打線が一気に爆発した。
まずは主砲ジャッジ。無死一塁から中堅に飛距離424フィート(約129.2メートル)の41号2ランを叩き込んだ。ただ、これは予想を超える猛攻撃の序章に過ぎなかった。
スタンドの興奮が冷めやらぬ中、次打者コディ・ベリンジャー外野手が初球を打ち、25号ソロを右中間へ運んだ。さらに走者を二塁に置いて、ジェイソン・ドミンゲス外野手にも適時打が飛び出し、一気にリードを拡大。
攻撃の手を緩めないヤンキースは、この後もライアン・マクマーン内野手の3ランで加点。さらに2番手小笠原も攻略し、ベン・ライス内野手の22号ソロやドミンゲスの適時打を浴びせた。
結局、この回だけで4本塁打を含む8安打を集中させて9点を挙げた。攻撃時間は打者15人で41分にも及び、MLB公式サイトはあまりの長さに「ニューヨークマラソン!」と表現した。
■大量点を呼んだ“つなぐ意識”
ヤンキースは4回にも先頭オースティン・ウェルズ捕手が小笠原から18号ソロを放ち、これで11-0。あとは大量リードに守られた先発マックス・フリード投手が危なげない投球を披露し、14勝目(5敗)をマークした。
8試合ぶりの一発を放ったジャッジは試合後、「全員がかみ合って、いい流れを作った。次々いい打席を見せてくれた。私の後にベリンジャーが大きな本塁打を打って、その後も全員がバトンをつなごうとしていたんだ」とし、つなぐ意識が大量点につながったと明かした。
アーロン・ブーン監督は開口一番「すごい打撃だった。強烈な本塁打だった」と振り返り、「いい形でシリーズを締めくくることができた。非常にいい1日になったし、いいフライトになる。あとは、シカゴでしっかり戦わないといけないね」と話した。
ヤンキースはこれで4連勝となったが、所属するア・リーグ東地区ではブルージェイズ、レッドソックスに続く3位となっている。28日(同29日)からはホワイトソックス戦が控えており、巻き返しへ落とせないカードを迎える。
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— New York Yankees (@Yankees) August 27, 2025