
卓球の「USスマッシュ2025」は12日(日本時間13日)、女子シングルスの準決勝が行われ、世界ランキング14位の朱雨玲(マカオ)は同8位の伊藤美誠(スターツ)と対戦。ゲームカウント4ー2で勝利して決勝進出を果たした。
今大会実力者を次々に破って決勝進出を決めた元世界ランキング1位の復活に中国メディアも称賛の声を寄せている。
◆【実際の映像】伊藤美誠相手に見せた元世界1位・朱雨玲の復活劇 日本の24歳を翻弄した準決勝での圧巻プレー
■およそ5年半ぶりの戦いで躍動
今季の好調ぶりを見せつけて日本女子で唯一のベスト4進出を果たした伊藤と対峙したのは朱雨玲。伊藤とは5年半ぶりの戦いとなった元世界ランキング1位は立ち上がりを支配して第1、2ゲームを連取した。
持ち味のフォア中心の強打を許さずに試合を支配した元世界1位は第3、4ゲームにツッツキ中心のレシーブに勝機を見出した伊藤の対策に遭い、2ゲームを返されたが、第5ゲーム以降は再びゲームをコントロールして、日本の実力者を退けた。
中国メディアの『捜狐』がこの一戦を振り返っており、過去2連敗を喫していた伊藤との対戦について「この2度の敗戦により朱雨玲は一度は衰退していったこともあり、リベンジ戦とみなされていた」と言及。そんななか、元世界1位が見せた巧みな試合運びについて「最終的には朱雨玲がより繊細かつ積極的なプレーを見せた」と称えている。
今大会朱雨玲は3回戦で現世界ランキング2位の王曼昱(中国)、準々決勝で同10位の申裕斌(韓国)を下し、同8位の伊藤とトップ10に3連勝する快進撃を見せている。この復活劇に「私たちがよく知る世界ランキング1位が帰ってきた」と称賛の声を浴びせている。
甲状腺がんによる療養もありながらカムバックを果たし、再び世界のトップへ戻ってきた朱雨玲。決勝へ勝ち進んだ30歳がそのまま優勝を果たせるかは注目となる。
◆【実際の映像】伊藤美誠相手に見せた元世界1位・朱雨玲の復活劇 日本の24歳を翻弄した準決勝での圧巻プレー
◆【速報/動画あり】張本智和、エースがフルゲームで世界1位の中国勢撃破 林詩棟との激闘制し初の決勝進出&優勝にも王手【卓球・USスマッシュ】
◆早田ひなに“0-3”から大逆転の中国20歳は「優勝の夢を打ち砕いた」 孫穎莎に続く実力者撃破、世界17位の躍進を公式称賛【卓球・USスマッシュ】
Zhu Yuling is through to the Final 🔥#USSmash #TableTennis pic.twitter.com/8VuBrwDaLY
— World Table Tennis (@WTTGlobal) July 12, 2025